練習はウソつかないぞぉ

朝からなんだか「ねもねも」してる気分を転換に、ちょいと裏山のスキージャンプ台までサッポロバイクにて激走。観光ポイントである大倉山と違って落ち着いてる宮の森では、ちょうど女子も交えて若い選手が練習をしておった。おお、カッチョええ。

ジャンプ台下手では「さぁ笠谷」の頃に現役であっただろうと思われるロマンスグレー(死語)の重鎮らしき男性が「ゲート下げろ~」等いいながら檄を飛ばしておられる。

しばらくカッチョええ~と見学しておたら、ロマンスグレー(若干白髪多し)の重鎮が、選手たちに数々指導しておられる中で、金言を吐かれる。

「風が来てる時に練習しても上手くならない。風がないとき、無風じゃないと練習にならない、風が吹いたら実力がなくても飛んだ気になってしまうからな」。

ふむむ、一般社会でも、世間の風を見たり、追い風に乗って、物事を上手く進めることはセオリーとしては正しい。でも、それがホントの己の実力がどうかは怪しい。もし上手くいったとしても、調子に乗らずに、じわじわと努力をして実力はつけなければ、実は風が止んだら前に進めないのかもしれない。ホントに実力のある人は風がなくても飛べるのだ。ぬおおぉぉ。

次々と風を切って飛んでいる選手たちを見ながらふむむと感動しておったら、ロマンスグレー(くどい)の重鎮は、引き続き遥か彼方のスタート位置の選手に金言を飛ばされる。「練習はウソつかないぞぉ~」。

ぐぐぐっと背筋が伸びる晩夏のランチタイム也。