せめて座って

さっき市役所前で機嫌よく市バスを待っていたら、突然、前に並んでいた女子が立ったままやおらごそごそとバックからコンビニおにぎりを取り出してむしゃむしゃ食べ出しほどなく完食。引き続き何事もなかったようにバス待ちを続けておるところを目撃して埴輪顔になってしまった。

彼女が、最近死滅したと言われているヤンキー風だったり、面接落ちまくって世の中はかなんでる風だったり、はたまた海外からの傍若無人観光客風であればそこまで驚きもしないが、その女性は年の頃なら30歳前後。ごく普通な雰囲気でシャンプーの香りがするウェーブがかかった長髪を風になびかせており生成りの綿パンもサワヤカで普通~に清潔感があり、息子(いないけど)が嫁にしたいと連れて来たらええんちゃうかと言いそうな感じの風情であった。

バス1本待って地下食堂とかせめて市役所1Fで座って食べるとか、いや高速バスじゃないので目的地がとてつもなく遠いわけじゃなかろうし、もし死ぬほどハラが減っておるならば、そこはおにぎりじゃなくてチョコとか高カロリーの補給食にするとか、なんらかの方法があるではないか。

地下鉄の座席で化粧したりパンを食べたりしてる女子はたま~~に見かけて、嗚呼私が親やったら説教部屋送りやぞと思いつつ、今や伝説となった雷オヤジの出現を心待ちにもしたもんだが、スタンディング方式を目撃したのは初で、且つて、知人サラリーマンが本当はカツラだったらしく、みんなにはカミングアウトしていたらしいが非常勤のワタシだけが知らず、ある日突然地頭姿を目撃したときくらいの衝撃と同等の、この空しい気持ちをどうすればいいのだろうか。

うむむ~世も末、じゃ( ̄ー ̄)